世界的に高い評価を受けているピアニスト。

 

 

ベルリン出身。

スウェーデン人の父親は画家であり建築家、日本人の母はピアニスト。母の手ほどきでピアノを始め、10歳でレオニード・クロイツァーに師事。クロイツァーは当時、「彼女はいまに世界中の人々を感激させるピアニストになるだろう」と予言していた。

東京芸術大学卒業。在学中に「文化放送音楽賞」を受賞し、1953年には「NHK毎日コンクール」に入賞を果たす。その後1961年、ベルリン高等音楽学校に1位で入学し、ウィーンでパウル・バドゥラ=スコダに師事する。

ブルーノ・マデルナ、レナード・バーンスタイン、チェル・カウスキー、マガロフ等、数多くのクラシック界の権威にその才能を認められ、支持を獲得してコンサートを行っていたが、聴力を失うアクシデントに遭遇する。

1999年、リサイタルとNHKのドキュメント番組「フジコ 〜あるピアニストの軌跡〜」が大反響を呼び、デビューCD「奇跡のカンパネラ」他をリリース。クラシック界では異例の売上で「日本ゴールド・ディスク大賞」や「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を4回受賞。

現在ではモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団など世界各地の著名オーケストラと共演している。

彼女と共演したミッシャ・マイスキーは「あなたの芸術を賞賛します」と形容している他、共演した多くのアーティスト達が絶賛している。またヨーロッパの数々のフェスティバルからも招待されている。

2013年スペイン最大のクラシック・ラジオ番組「カタルーニャ・ラジオ」のリスナーにより、フジコの最新CDが1位に選ばれた。

フジコ・ヘミングは毎年多くのチャリティーコンサートを行っている他、大の動物愛護者であり、ドイツには彼女の名を冠した動物保護団体も出来ている。

尚、フジコは菜食主義者である。

 

私の演奏を『今はそんな風に弾くピアニストはいないし、時代に合っていない』と批判する人がいたけれど、私は流行に合わせて弾こうなんて思わないし、私にしか出せない音色を大切にしているの。評価されるのが、スピードや技術ばかりになってしまったら、クラシック音楽は退屈でつまらない。誰も聴く人がいなくなっちゃうんじゃないかしら。―フジコ・ヘミング(ピアニスト)(2015年8月15日『朝日新聞』)
この世で有名になることはないと思っていたから、天国でショパンに会えたとき『私はあなたの曲をこんな風に弾きます』と言って、彼と握手するためにピアノを弾き続けてきたの。―フジコ・ヘミング(ピアニスト)(2015年8月15日『朝日新聞』)
(ショパンの『革命のエチュード』について)彼は心に血を流しながらこの曲を描いたんだと思うの。繊細なショパンの震えるような思いが、私にはよく分かるのよ。 ―フジコ・ヘミング(ピアニスト)(2015年8月15日『朝日新聞』)
(ワルシャワのショパンフェスティバルついて)特別な招待客の心に響き、スタンディングオベーションを受けた ―(ジチェ・ワルシャーウ紙)
“responding to a heart-felt standing ovation...enticed the prominent evening audience.” -(Zycie Warszawy)
(ワルシャワのショパンフェスティバルついて)素晴らし演奏!彼女はスタンディングオベーションを受けた! ―(ニューヨークタイムス紙)
”Briliant! She recieved a standing ovation!”-(The New York Times)


※備考
NHK毎日コンクール:
毎日新聞社と日本放送協会(NHK)が主催する日本のクラシック音楽のコンクール。日本国内における権威と伝統のある音楽コンクールのひとつで、若手音楽家の登竜門。

日本ゴールド・ディスク大賞:
日本レコード協会主催の音楽賞。過去1年間のレコードの日本国内における売り上げ(出荷数から返品数を引いた数)を基に審査され、大賞が選ばれる。

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